新着情報
株式会社朝倉組からのお知らせ
九州へ研修旅行に行きました
2019-04-08
年度初めの週末を利用して九州へ社員研修へ行きました。
研修と言いましても堅苦しいものではありません。いわゆる「慰安旅行」に限りなく近い研修であります。
まず初日は長崎を訪れ、ヨーロッパの街並みを再現したテーマパークであるハウステンボスを見学しました。
異国情緒あふれる風景と、春真っ盛りを迎えた日本最多種の花、日本一のイルミネーションを堪能しました。
翌日は国の重要文化財である石造二連アーチ橋である眼鏡橋を見学して、約400年前の土木構造物が現在も流失することなく存続していることに驚きました。同日午後には今回の研修のメインイベントである「軍艦島」と呼ばれる炭鉱の島、端島を訪れました。世界文化遺産に指定されているこの島には日本最古のRⅭ造建築物があります。大正時代に造られた高層アパートで、関東大震災後に造られた同じRC構造の同潤会アパートよりも古い集合住宅です。外海に面したこの島は強烈な波を受け、島内の建物はことごとく損傷し、無人で修繕も行われないことから劣化の一途をたどっています。ガイドさんである元島民の方が語っていた言葉がとても印象に残りました。「産業が衰退すると同時に人も消えていき、町も廃墟と化していきます。これが日本の未来かもしれません」と。
最終日は島原半島を訪れ、雲仙普賢岳の災害記念館を見学しました。火山災害を記録、再現したこの施設では様々なテクノロジーを屈指しても自然の猛威の前では人間は無力なのだと感じました。しかし火山の恵みを享受しながらうまく共存していく術もあります。その一端を担う建設業界人として様々なことを考えさせられました。
今回の旅行も社員それぞれが様々な思いを感じながら有意義な「研修」になったのではないかと思います。